庭づくり
庭現では、人の心や記憶の中にある原風景のもつ、どこか懐かしく、安らげる、やさしい想いを思い起こさせるようなものを、庭という空間を通して、お客様の心に感じさせることを心掛けております。
原風景とは人それぞれ異なるものですが、日常・非日常の中で自身が実際に見たり、触れたりした体験のその中でも自然に由来するものが心や記憶の根底にあり、原風景が構成されているかと私は考えます。
しかし近年の住環境の変化により、日常の中であってもそのような自然の景色を見ることや体験することが希薄になってきていると感じ、庭づくりにおいてもそれらの変化を考慮して施工することが望ましいと言えます。
豊かな自然を構成している木や石、植物などの自然からの素材を用いて庭造りを行い、その場所における原風景のような思いを起こさせる庭と住宅が関係性を持ち成り立つことで、住まう人の暮らしの場としてより良い空間になって行くと思います。
庭を造ることで、生活と自然が合わさり、少しでもやさしい想いや安らぎを感じ、息抜きが出来ればその体験は心や記憶の中に刻み込まれて行くことでしょう。そしてその体験がお客様自身やご家族の方の心の拠り所として在り続けていくことを願っております。

庭現では庭の和洋問わず新規造園工事の計画、設計、施工や既存の庭の改修工事、庭の手入れ等の管理を行っております。
庭に関する事何かございましたら些細なことでも構いません、どうぞお気軽にご相談ください。
庭の手入れ
庭現ではまず対象となる庭について、そこの場所における環境条件を読み取っていきます。そして手入れを行う木がどのように自然と伸びているのかを観察し、その場所の環境において木本来の形で、自然な姿で生長していくよう人の手を加え導いて行くということを意識しております。
そこにお客様の庭や木に対するご要望を加え取り組み、庭の将来的な全体像を考えていきます。
木や植物を一本一本単体で考えるのではなく、周りの木との関係性(庭は高・中・低木、下草、構造物等との関係性で成り立っている)や日の当たり方、風通りなども含めたその場所の、庭の環境条件を複合的に交えて考え手入れを行っています。
現状維持の手入れではなく、今後のコトも考慮してより良い庭となるように努めています。